画像診断の発達

1980年代まで、画像か生理学的検査か、診断には用いられてきた。
CTの発明がノーベル賞を取り、MRIも参加し、一気に画像診断の時代に傾いた。ここにじわりと追いついて離れなかったのが超音波検査なのである。

往時、膵液試験も十二指腸に管を入れて十二指腸液をとる検査が行われていた。膵外分泌機能検査である。何時間の鼻からチューブを入れられて取っていた。こちらが一気に解消されて、画像で膵癌も慢性膵炎も診断できる時代に変貌したのである。今の若い医師には信じられないであろう。

様々なことが昔の常識は今の非常識となって、医学の進歩は日進月歩である。
つまり、いまの常識は未来の非常識であることも間違いない。医学の分野においては日々の精進・勉強が不可欠な所以である。

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