2022年を振り返って(2022年12月27日)

東都春日部病院
院長 木村理

今年もコロナに明け暮れた年であった。

2月に院内感染者が出たが、院内隔離措置が非常にうまく作動していることから、埼玉県のコロナ対策本部からは高く評価された。当院のブランドが保たれ、職員が心底喜ぶ姿が印象的であった(東都春日部病院、広報「けやき10号」に詳述)。

10月の院内発生時には、同様に院内隔離政策を整然と行った。

12月の第8波では1年半前から開設してあるコロナベット使用率が100%を超える日々も続いているが、職員全力で対応中である。

東大第一外科から谷澤健太郎先生が赴任され、消化器外科の層が厚くなり、診療・手術に余裕が出てきた。開腹だけでなく腹腔鏡下の膵切除や肝切除も成功させ、胃癌・大腸癌の手術など、手術の安全には心を砕いている。

また獨協医大埼玉医療センターから常勤で来られた泌尿器科の井上泰之先生の頑張りには目を見張るものがある。

次第に院内のベッド稼働数が安定するようになり始め、12月にはついに木村理赴任以来最高を叩き出した。地域医療に貢献している実感・充実感が職員をさらに活性化している。

ますます積極的地域医療を成し遂げていきたい所存である。

みなさま、良いお年をお迎えください。