日本外科代謝栄養学会(1)

12月24日から26日(木曜日-土曜日)までの学会で、今回は座長である。クリスマスイブもクリスマスも関係なく学会はある。と言っても今年は7月からコロナ禍で移動してきたので、恒例ではない。

これまでは私はいろいろな学会で特別発言を依頼されることが多かった。座長は抄録を読んでそれぞれに質問しなくてはならない。2人で座長する予定で準備していたが、もう一方の座長が体調不良で出席できないということを前日に知ったので、1人で5代50分の座長を引き受けなくてはならなくなったのである。大急ぎで、全ての抄録を再度じっくり見直して真剣に質問事項を考えた。質問・討論の活発性はZOOMが今慣れたと言ってもまだまだ活発とはいえない状況あり、司会がどんどん引っ張っていかないとおもしろくない。いい発表内容に見合わないディスカッション・コメントで終わってしまうことがあし、このようなことがしばしばあるのが現状である。したがって、今回は今年2月以来の座長であったが、それぞれの臨床に沿って、「腸管運動と手術」のセッション:ワークショップを行った。

まず、ZOOMにいた器械屋さんと知り合いになり、すでに30分前には出場していた演者の5人との打ち合わせをしながら場を打ち解ける会話をした。それによっていただいた座長の時間50分の進行の緊張感がほぐれることになる。

その試みが成功して、演者間でも十分な討論ができた。東大の深柄教授からもチャットでご質問をいただき、活発な討論会となったのである。

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