肝臓:Liver(英語), Leber(ドイツ語)

英語でLiver、ドイツ語でLeber と綴る。レバーである。
さまざまな動物のレバーはさまざまに調理されてわれわれの腹に入る。ホッキョクグマもアザラシを捕まえてまず食べるのは肝臓である。ライオンが狩りに成功した動物で最初に食べる部分は肝臓である。
肝臓にはことほど左様に栄養が詰まっているし、美味しいのである。

肝臓には消化管、すなわち胃・十二指腸・空腸・回腸・結腸・直腸で吸収された栄養分のすべてが門脈を介して入ってくる。全ての栄養分は肝臓でグリコーゲンとして蓄えられる。肝臓は解毒作用や、血液凝固系たんぱくの合成など、多くの機能を持ち、ヒトは肝臓がないと生きていられない。手術で肝臓を全摘するのは生体肝移植・脳死肝移植で他の人の肝臓の移植を出来る状況の時だけである。

例えば、胃を全摘しても人は生きられる。膵を全摘しても消化酵素・インスリンを補う事で生存可能である。同様に大腸全摘も可能である。胆嚢は、胆嚢結石症の時などに全摘出されるが、その頻度は最も高く消化器の手術の中ではありふれたものである。

なお、消化管と肝胆膵を合わせて消化器と呼ぶ。日本消化器病学会ではこれらのすべての臓器に発生する疾患を扱っている。