東都春日部病院第1回学術集会(4)
丸山言語聴覚士

セッション2
座長 菅井真梨 検査科副主任
1)リハビリテーション科 15:25~15:40
演題:嚥下造影の診方
発表者:言語聴覚士 丸山高広
質疑・応答(5分)

学術集会では、丸山言語聴覚士が嚥下について講演した。

人が物を飲み込む時には、咽頭舌骨筋などの嚥下筋群が役割を果たす。かなり単純化して言えば、これらの筋肉が舌骨喉頭を上前方向に引っ張って動かし、それによって喉頭蓋が閉じて気管の入り口を蓋してしまい、また食道入口部および食道が広く開いて食道に物が流れていく、ということである。横からのバリウム造影連続写真と、舌骨の動きを同時にスローモーションで何度も見ながら、丸山先生に説明してもらうとわかってくる。

とにかく高度で複雑な動きなのだが、人類はこの動きを何億年もやっているのだ。うまくいかなくなると誤嚥性肺炎になるということである。
東都春日部病院は丸山高広言語聴覚士を有し、誤嚥性肺炎についてのプロが毎日患者を診ている誇り高き病院である。